鳥の趾:対趾足、三前趾足などについて

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色々な種類の趾

鳥の趾(あしゆび)は環境に合わせて生き抜くために様々な変化を遂げています。

例えばオウム・インコだと物を掴みやすいように趾が前後に二本ずつあります。

これを対趾足と呼ばれ、そういった具合に他にも多数の種類があります。

■正足(せいそく)、三前趾足(さんぜんしそく)

前方三本、後方一本

スズメ目をはじめ、最多勢のメジャー形態。

対趾足(たいしそく、ついしそく)

前後に二本ずつ
オウムやインコ

さらに対趾足は細分化されます。

 ・外対趾足(がいたいしそく)   :キツツキ

 ・可変対趾足(かへんたいしそく) :フクロウ、ミサゴ

 ・変対趾足(へんたいしそく)  :ケツァール

■皆前趾足(かいぜんしそく):全て前方

 アマツバメなど(コウモリと同様に岩場に引っかけて止る用)

■合趾足(ごうしそく) :前方の第2・3・4趾が付根で癒着。

カワセミなど(巣穴を掘る系)

■三趾足(さんしそく):第一趾が退化して三趾のみの趾

エミュー

■二趾足(にしそく):第一・二趾が退化して二趾のみの趾

ダチョウ

■蹼足(ぼくそく):三趾の間に水掻きがある

カモ、カモメ、フラミンゴ、ペンギンなど

■全蹼足(ぜんぼくそく):四趾の間に水掻きがある

ペリカン

■半蹼足(はんぼくそく):小さい水掻き

サギ、シギ、チドリなど

■弁足(べんそく):ヒレ状の弁がある

カイツブリなど

■五趾足、六趾足

ウコッケイ(第一趾が分岐して五趾や六趾となっている)

詳しくは…

wikipedia→「 趾 」

対趾足

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