Pyrrhura perlata #アカハラウロコインコ

真紅の腹色が魅力的なアカハラウロコインコ(英名:Crimson-bellied Parakeet)。

和名からすると学名は赤い腹を意味する「Pyrrhura haematogaster」になりそうなものですが、

そうではなくアカハラウロコインコの学名は「Pyrrhura perlata」です。

perlata は、ラテン語で真珠(パール)を意味します。

そうなると、シンジュウロコインコ(英名:Pearly Parakeet)はどうなるかとなりますが、そちらは「Pyrrhura lepida」。

学名,英名,和名で意味の入り混じったものは少なからずいて、面白いとも言えますがやはり混乱を招きます(・Θ・)

 

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怒髪天 #ヒロハシサギ

ご一緒していた獣医にだけ威嚇をするヒロハシサギ。

怒れるヒロハシサギも素敵。

写真で見ただけで生で拝んだことはありませんが、最大級に広がった様子はこんなものではなく惚れ惚れします。

ヒロハシサギは中南米に広く分布している50cm/700g程度の水辺に生息する鳥です。

eBirdに生息分布地図があります。

1種でヒロハシサギ属を構成する単型で、5亜種に分類されています。

Cochlearius cochlearius zeledoni メキシコ西部
Cochlearius cochlearius phillipsi メキシコ東部,ベリーズ
Cochlearius cochlearius ridgwayi メキシコ南部,ホンジュラス
Cochlearius cochlearius panamensis コスタリカ,パナマ
Cochlearius cochlearius cochlearius パナマ,ガイアナ,ペル-、ボリビア,パラグアイ,アルゼンチン,ブラジル

和名ではすべてヒロハシサギですが、5亜種のうち南米に生息する基亜種とで標準英名では区別されています。

C. c. zeledoni → Northern Boat-billed Heron
C. c. cochlearius → Southern Boat-billed Heron

あちらでは幾つもの俗称で呼ばれているそうですが、和名でもゴイサギに似たヒロハシゴイとも呼ばれるようです。

成鳥であれば喉の羽色がベネズエラでは黄色みがあり、パナマでは黄色がかった灰色、ブラジルではピンクというように生息地域を区別出来るようです。

 

脚の長さ世界一の鳥 #クロエリセイタカシギ

単純に長さだけならダチョウですが、セイタカシギは身長と脚の長さの比率が60%以上で、脚の長さが世界一とされています。

分布は世界中に広く、水田や沼地などに生息しています。

漢字表記は「背高鷸」、英名では「Stilt」で、意味は竹馬。

セイタカシギ属には5種が分類されています。

■欧米やアフリカ、アジアに幅広く分布する基本種
・セイタカシギ|Black-winged Stilt|Himantopus himantopus

日本にも在来種として定着しています。

 

■オーストラリアに分布する頭の白黒がはっきりしたセイタカシギ
・オーストラリアセイタカシギ|White-headed Stilt|Himantopus leucocephalus

 

■ペルーやアルゼンチンなど南米の南部に分布する頭の白いセイタカシギ
・ナンベイセイタカシギ|White-backed|Stilt Himantopus melanurus

 

■ニュージーランドに分布する真っ黒のセイタカシギ
・クロセイタカシギ|Black Stilt |Himantopus novaezelandiae

 

■アメリカ南西部から南米にかけて分布し、ハワイ亜種のいるセイタカシギ
・クロエリセイタカシギ| White-backed Stilt|Himantopus melanurus

このクロエリセイタカシギは2亜種に分類されます。

Himantopus melanurus mexicanus ハワイ諸島にのみ分布する希少種

Himantopus melanurus knudseni クロエリセイタカシギの通常種

日本の施設でも数多く飼育されているメジャー種で、トップの写真は掛川花鳥園でのものです。

営巣は地表で石に擬したもので、雛も静止していればわからないような模様です。

クロエリセイタカシギには性差があり、オスの背中は光沢感の強い黒色で、メスは渋い茶色混じりになっています。

ブルーボタンインコ 青いボタンインコ

ブルーボタンインコ

「ブルーボタンインコ」という名称のインコ種や品種は存在しません。

青色の羽色をした色変わり品種のボタンインコの仲間であればすべて総括りで「ブルーボタンインコ」、略称で「ブルーボタン」や「ブルボ」とも呼ばれています。

勿論ブルーボタンインコという呼び方が悪いわけではありませんが、あくまで見た目の印象での呼び名であって、図鑑に載るような種名や品種名ではありません。

ペットショップやネット等で種名として扱って紹介しているところは多くありますが、それらは正しくはありません。

ブルーボタンインコとは「ボタンインコのいずれかの種で青系の品種」というざっくりしたものです。

ボタンインコは4種

ボタンインコとは、ボタンインコ属(ラブバード)9種に分類されているうちの4種をさします。

和名:ボタンインコ(別称:アカボタンインコ)
学名:Agapornis lilianae
英名:Lilian's Lovebird(別称:Nyasa Lovebird))

和名:キエリボタンインコ(旧名:キエリクロボタンインコ)
学名:Agapornis personatus
英名:Yellow-collared Lovebird(別称:Masked Lovebird)

和名:ルリゴシボタンインコ(多い誤表記:ルリコシボタンインコ)
学名:Agapornis fischeri
英名:Fischer's Lovebird
和名:クロボタンインコ
学名:Agapornis nigrigenis
英名:Black-cheeked lovebird

種名としてのボタンインコは表現によっては紛らわしいため別称でアカボタンインコとも呼ばれています。

上記4種のうち、一般的に流通しているボタンインコは「キエリボタンインコ」と「ルリゴシボタンインコ」の2種と、それら交雑種(ハイブリッド)です。

もはや厳密には純血種は貴重であり、店頭に並ぶものは殆どが交雑種です。

なお、ボタンインコとコザクラインコの交雑種(ヤエザクラボタンインコ/ヤエザクラインコ)には生殖機能がありませんが、ボタンインコたちは繁殖可能です。

青いボタンインコ

ボタンインコたちの色変わり品種の作出は盛んに行われており、現在も増え続けています。

この中でブルーやコバルトといった青系の色変わりは概ねブルーボタンインコと呼ばれているような感じです。

 

 

灰腹目白 #ハイバラメジロ

ハイバラメジロ(灰腹目白)

英名:Indian white-eye , Oriental white-eye

学名:Zosterops palpebrosus

英名のインディアンorオリエンタル ホワイトアイの名の通り、インドやインドネシアなど東洋に生息するメジロの仲間で、日本には流通も含めて居ません。

日本のメジロ(英名:Japanese White-eye ,学名:Zosterops japonicus)を含めて

スズメ目メジロ科メジロ属(学名:Zosterops)には約80種+亜種が分類されます。

数年前に鳥獣保護法によってメジロの飼育は原則許可されない事となり、飼うとすれば正規輸入されたメジロになります。

近年で流通があったものは私の知る限りではアフリカ産の下記の2種。

■アフリカヤマメジロ(英名;Taita white-eye,学名:Zosterops silvanus

ケニアのタイタに生息するメジロ。

■キイロメジロ(英名:Northern yellow white-eye,学名:Zosterops senegalensis)

※キイロメジロはサハラ以南に広く分布し、7亜種が分類されています。
輸入元の国から考えると亜種 Z. s. jacksoni の可能性が高いかもしれません

通称でアフリカキイロメジロとも呼ばれていますが、通称の方が長い名前ですね。