真★ズグロインコ

昨今のペットインコ市場で「ズグロ」といえばズグロシロハラインコを指す傾向ですが、ズグロゴシキインコ、オトメズグロインコをはじめ

ズグロなんちゃらインコ、なんちゃらズグロインコ、のズグロシリーズは沢山います。

しかし、なんちゃらの付かない正真正銘の「ズグロインコ」こそが「ズグロ」の略称に相応しい存在でしょう。

とはいえ、流通しているズグロシリーズは圧倒的にズグロシロハラインコなので、仕方無いですねー

正式な標準和名だけではなく、素性の知れない通名も含めてズグロシリーズを改めてリストアップして数えてみたところ、、、

●ズグロシロハラインコ
⊿ニシズグロシロハラインコ
●ズグロコセイインコ
■ズグロサメクサインコ
○ズグロメキシコインコ(標準和名:クロガミインコ)
○ズグロキカタオウム(標準和名:ヒスイインコ)
●ズグロヒメコンゴウインコ(通名:アカハラヒメコンゴウインコ)
●ズグロゴシキインコ
●ズグロインコ
●ズグロオビロインコ
●シロエリズグロインコ
●ヨダレカケズグロインコ
●オトメズグロインコ
⊿アカエリオトメズグロインコ
⊿ジョビオトメズグロインコ
⊿フンボルトオトメズグロインコ
⊿サルバドリオトメズグロインコ
⊿ムネアカオトメズグロインコ

オトメズグロ亜種はともかく、●印を付けた山階公式な標準和名のズグロシリーズだけでもこうしてみると結構いますね。

余談で、ズアカなんちゃらインコシリーズも結構いるのですが、なんちゃらの付かない真ズアカインコは存在しません。

ズグロインコ|Purple-naped lory,Lorius domicella

[広告]

チャミミチュウハシ

チャミミチュウハシ

チャミミチュウハシChestnut-eared Aracari
Pteroglossus castanotis
CITES Appendices IIIRED LIST : LC 2008
腹に赤い帯一線と茶色い耳あてのチャミミチュウハシの基亜種

チュウハシと一括に呼ばれる鳥の仲間は3属30種以上がいます。

キツツキ目 オオハシ科
チュウハシ属(Pteroglossus
ミドリチュウハシ属(Aulacorhynchus
コチュウハシ属(Selenidera

写真は「チャミミチュウハシ(Pteroglossus castanotis)」で、総称でAracari(アラカリ)と呼ばれるチュウハシ属に分類されています。

アカオビチュウハシとして販売されていた事もあるようですが、アカオビチュウハシは同属の別種です。

チャミミチュウハシは和名の通り耳部分あたりの茶色がアカオビチュウハシとの大きな違いで、アカオビチュウハシはここが黒色です。

 

チャミミチュウハシは南米大陸の南北(上下)に分布がわかれる2亜種で分類されています。

Pteroglossus castanotis castanotis
基亜種|コロンビア,エクアドル,ブラジル北西部に分布

Pteroglossus castanotis australis
亜種|ボリビア,パラグアイ,アルゼンチン北東部,ブラジル南部に分布

2亜種は生息地がはっきり違うため、ネットに掲載されている写真でも撮影地で判定は出来るはずなのですが、私レベルでは判断が難しい差異です。

わかりやすいイラストを掲載されているBirds of Boliviaによると、基亜種castanotisと亜種australisではクチバシの色模様が差異とのこと。

ボリビアに分布するのは亜種australisなのでそちらが主となっています。


出典:Birds of Bolivia  / https://birdsofbolivia.org/species-fact-sheets-2/toucans/pteroglossus-castanotis/chestnut-eared-aracari-pteroglossus-castanotis/

 

不思議な英名 #テツバシメキシコインコ

メキシコインコ属の代表種であるメキシコインコ(Eupsittula canicularis)と近似種(亜種ではない)のテツバシメキシコインコ(Eupsittula aurea)。

外見上の色模様は確かに違うのですが、特徴として最大の違いはクチバシの色。

そのあたり和名では明確で、テツバシメキシコインコはメキシコインコのクチバシを鉄嘴にした容姿と表現。

英名では何故か額の色を主眼にした名付けになっており、メキシコメキシコインコにとテツバシメキシコインコの額色がそこまで違うとは思えないのですが

メキシコインコ=Orange-fronted Parakeet

テツバシメキシコインコ=Peach-fronted Parakeet

で、和名は明瞭なのに英名には疑問を感じるという珍しい命名です。

ついでに、ミヤマアオハシインコ(Cyanoramphus malherbi)の正式な標準英名はMalherbe’s Parakeetですが、現地や通称の別名ではOrange-fronted Parakeetでメキシコインコと重複します。

 

笑いを冠する鳥たち #ワライカワセミ

笑う隼、笑うカモメ、笑う鳩、笑うフクロウ、、、

和名でワライカワセミ(Laughing Kookaburra)以外にもワライ(笑)を冠する鳥がいます。

ワライハヤブサ(Laughing Falcon)→鳴き声YouTube

ワライカモメ(Laughing Gull)→鳴き声YouTube

ワライバト(Laughing Dove)→鳴き声YouTube

ワライフクロウ(Laughing owl) †1914年の目撃を最後に絶滅種に

聞き手次第ではありますが、強烈なワライカワセミの鳴き声とはまた違った笑い声ですね

また、ワライカワセミの仲間には、アオバネワライカワセミ,アルーワライカワセミ,チャバネワライカワセミがいますが、鳴き声に差異はどうなんでしょうね。

 

コバルトの由来 #ルリゴシボタンインコ

桜色のクチバシも素敵な幼いルリゴシボタンインコのコバルト(・Θ・)

コバルトといえば当たり前のように青いコバルトブルーを連想していますが

ふと気になってwikipedia等で「コバルト」を見てみると

コバルトというのは金属、いわゆるレアメタルのコバルトのことで、色は銀白色(シルバーホワイト)。

このコバルトの名前の由来はファンタジーでお馴染みのコボルト(ドイツ語で妖精の意味)で、

冶金が困難だったコバルト金属は、妖精コボルトに魔法を掛けられているためといった由来だとか。

コバルトを冠する色は、コバルトグリーンやコバルトイエロー(オーレオリン)などもあるのですが

コバルトブルーを強く印象付けたのは、陶磁器などで広く使われたアルミン酸コバルトによるところで、強く明るい青が定着していったようです。

本来のコバルトの色(シルバーホワイト)で身近な色の生き物だと、紙魚(シミ)がよく例えられるようです。