アカハラハネナガインコ図鑑|Red-bellied Parrot,Poicephalus rufiventris

アカハラハネナガインコ

まだ派手な腹色の出ている写真をちゃんと撮れておらず…

渋い中小型アフリカン、ハネナガインコ属アカハラハネナガインコ

Psittacoidea Psittaculidae Poicephalus rufiventris

分類:オウム目 インコ科 ハネナガインコ属 アカハラハネナガインコ

学名:Poicephalus rufiventris

英名:Red-bellied Parrot
旧名:African Orange-bellied Parrot

和名:アカハラハネナガインコ

Size:22-25cm 113-142g

原産:東アフリカ|エチオピア,ソマリア,タンザニア,ケニア
RED-List LC 2016
亜種
Poicephalus rufiventris
P. r. pallidus エチオピア東部,ソマリア南西
P. r. rufiventris エチオピア中央,ソマリア,タンザニア北部,ケニア

アカハラハネナガインコ

アカハラハネナガインコは性的二型で、成鳥のオスは和名の通り赤い腹になります。

幼いときは雄雌で似ていますが、オスは橙色が出てきます。

英名も赤い腹のRed-bellied Parrotなのですが、赤色というよりは橙色の方がしっくりくると感じます。

実際に英名でも以前は「African Orange-bellied Parrot」でした。

しかし、オーストラリアの野生下絶滅寸前種「Orange-bellied Parrot(アカハラワカバインコ,Neophema chrysogaster )」と名前が被ることから改名されました。

原産は東アフリカ(エチオピア,ソマリア,タンザニア,ケニア)の乾燥地帯で、バオバブの木によく集るようです。

地図表記では海辺にもいそうですが、沿岸部では見られないようです。

Poicephalus rufiventris

アカハラハネナガインコは2亜種とされていて、エチオピア東部の亜種(P. r. pallidus)は腹だけでなく額から翼の裏側まで全体的に赤みが濃くて一回り小型とされています。

IOCでは亜種していますが、WPTなどでは亜種認定しておらず、野生下においても交雑があるようです。

ムラクモインコの亜種とも生息域の重複があるそうなので、もしかしたら野生ハイブリッドも極々稀にあるかもしれないですね。

Red-bellied Parrot

1980年代の乱獲時代にはタンザニアから大量に輸出され、全体の30%以上が減少しましたが、現在では安定しているとされています。

希少種であればまた違うのでしょうが、地味な一般種でネズミガシラハネナガインコやムラクモインコあたりと需要が被るからなのか人気は低く、流通することは稀です。

スペインではそれなりに安定供給されているようなので、あるいは金額次第でしょうかね。

 

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メガネムクドリ図鑑|Sarcops calvus,Yellow-faced myna(Coleto)

コレト(Coleto)と呼ばれる、インパクトの強いフィリピン固有ムクドリ

分類:Passeriformes Sturnidae Sarcops 

ムクドリ科 メガネムクドリ科(単型)

学名:Sarcops calvus|Synonyms:Gracula calva

英名:Yellow-faced myna,Coleto

和名:メガネムクドリ

SIZE:27 cm 120–170g

原産:フィリピン固有種

RED LIST:LC 2016

亜種
Sarcops calvus calvus
フィリピン北部(ルソン島,カタンドゥアネス島,ミンドロ島ほか)
Sarcops calvus. melanonotus
フィリピン中央~南(ティカオ島,パナイ島,セブ島ほか)
Sarcops calvus lowi
フィリピン南西(スールー諸島)

コレト(Coleto)と呼ばれるフィリピン固有種。

ムクドリ科ですが他に同属のいない単型で亜種は3。

この個体がどれかは確認出来ていません。

同属はいませんがメガネムクドリの名前の通りムクドリ科に分類され、系統分類での近縁種はカササギムクドリで、九官鳥も遠からず。

九官鳥の黄色い肉垂れがピンク色になって頭部を覆っているようなイメージというのかー

正面顔がまた面白い風貌のメガネムクドリですが、眼鏡というよりマスクと言った方がしっくりきます。

肉々しい鮮やかなピンク色の頭部はとてもインパクトが強く、個性的な固有種が多いフィリピンにおいても忘れられない種です。

フィリピンに生息する鳥類は約600種。

そのうちの約1/3がフィリピン固有種という鳥楽園の国です。

ムクドリ科のフィリピン固有種は、メガネムクドリ以外にはアポオオサマムクドリ(Apo myna|Basilornis mirandus)だけの2種類だけ。

アポオオサマムクドリもまた特徴的で面白い種です。

オウム目は13種が生息し、そのうち下記がフィリピン固有種の10種です。

アポインコ
バンジロウインコ
ルソンズアカウチワインコ/NT準絶滅危惧
ミンダナオズアカウチワインコ/NT
パラワンウチワインコ/VU絶滅危惧II類
ミドリウチワインコ/VU
ズアオウチワインコ
アオバネウチワインコ/EN絶滅危惧IB類
シュバシサトウチョウ
フィリピンオウム/CR絶滅危惧IA類

日本では馴染みのない種ばかりで、さらに亜種も多くいてシュバシサトウチョウだと10亜種も登録されています。

固有種以外でフィリピンに生息するインコはオオハナインコモドキ属4種のうちの3種で

オオハナインコモドキ
コオオハナインコモドキ
ササハインコ

もう1種クロビタイオオハナインコモドキ(Black-lored Parrot|Tanygnathus gramineus)の生息地はブル島でインドネシアでVU。

フィリピンオウム

ニセイワウロコインコ図鑑|Sandia Conure,Pyrrhura rupicola sandiae

イワウロコインコの亜種、ニセイワウロコインコ

Psittacoidea Psittaculidae Pyrrhura rupicola sandiae


分類:オウム目 インコ科 ウロコメキシコインコ属


和名:ニセイワウロコインコ,偽岩鱗鸚哥


英名:Sandia Conure , Sandia Black-capped Parakeet


学名:Pyrrhura rupicola sandiae


Size:25cm 70g


原産:南米|アンデス山脈の内陸側(東アンデス)
ペルー(中央ペルーは基亜種イワウロコインコ),ボリビア,ブラジル


RED-List NT


Pyrrhura rupicola
Pyrrhura rupicola Black-capped Parakeet / Rock Conure
P. r. rupicola Black-capped Parakeet イワウロコインコ|基亜種
P. r. sandiae Sandia Conure ニセイワウロコインコ

アンデス山脈の東側に生息し、基亜種のイワウロコインコ(P. r. rupicola |ルピコーラ)はペルーの中央部に生息し、亜種のニセイワウロコインコ(P. r. sandiae |サンディア)は南東中央ペルーからボリビア北部やブラジル最西端に生息します。

イワウロコインコとニセイワウロコインコは飼育下で明確に分けられておらず、流通する個体には混血も多いかもしれませんが、野生下でもイワウロコインコとニセイワウロコインコの混血は見られるようです。

昔はホオミドリウロコインコの亜種という説もありましたが、容姿はどちらかといえばオグロウロコインコの方が似ています。

イワウロコインコの学名 Rupicola はラテン語の rupes = rock + cola = dweller で、直訳すると「岩の住人」。

そのニセとなると、偽物の岩の住人に。

随分と昔の話になりますが、はじめて見たウロコインコはニセイワウロコインコでした(・Θ・)