コンドルの王 トキイロコンドル King vulture について

派手な傾奇者の容姿が素晴らしいコンドルの王様、トキイロコンドル。

マヤ文明ではトキイロコンドルは人間の体と鳥の頭を持つ神として描かれていることがあるなど、神と人とを繋ぐ神聖な存在とされていたそうです。

Accipitriformes Cathartidae Sarcoramphus papa
分類:タカ目 コンドル科 トキイロコンドル属 トキイロコンドル
学名:Sarcoramphus papa サルコランフス・パパ
旧名:Vultur papa
英名:King vulture
和名:トキイロコンドル 朱鷺色禿鷹
Size:胴体71-81cm 翼長1.2-1.7m 体重3-3.75kg
原産:中南米|メキシコ南部からアルゼンチン北部の熱帯低地森林
RED-List
CITES Appendix III
特定動物

一度見れば忘れられないような色鮮やかで派手な顔立ちが特徴的なトキイロコンドル。

幼鳥は褐色で、綺麗になるには5~6歳までかかります。

原産は中南米に幅広く生息しており、野生下において特別珍しい種ではなく、RED-ListはLC,CITESもⅢ類です。

とはいえ、日本国内で展示として普通に見ることの出来るのは上野や東山、鹿児島の平川動物公園などごく少数に限られています。

また生息地の喪失や鉛弾や毒餌での2次被害で減少傾向にあるともいわれます。

生活スタイルは気流に乗って上空を滑空しながら腐肉を探す一般的なコンドルと同様ですが、より小型のヒメコンドルやクロコンドル等の餌場を横取りもします。

オウム目のような鉤状の強力なクチバシで硬い死骸を処理するのが得意で、頭と首に羽がないのは死肉を食べる際に細菌を含んだ血肉が付着しにくい衛生上の適応進化などと考えられています。

この死肉食たちによる清掃活動は生態系にとって重要なポジションで、伝染病の予防にも貢献していると言われます。

コンドルは英語では日本語でのイルカとクジラのように小型種を「Vulture」大型種を「Condor」として区別しています。

「King Vulture」のトキイロコンドルのカテゴリは小型種ではあるのですが、その中では最大種です。

また、日本だと小型種のコンドルの中ではトキイロコンドルのみが環境省の特定動物に登録されています。

古い解説ではコウノトリ科に近いとされているものもありますが、近年の遺伝子による分子系統学ではコウノトリ説は完全否定され、タカ目となっています。

現在のトキイロコンドル属は1属1種なのですが、ほかに絶滅した3種が19世紀までいたそうです。

Sarcoramphus papa トキイロコンドル
Sarcoramphus fisheri 絶滅
Sarcoramphus kernense 絶滅
Sarcoramphus sacer 絶滅

トキイロコンドルに直接は関係ありませんが、「アルゲンタヴィス・マグニフィセンス(Argentavis magnificens)」という名の史上最大の巨大コンドルが600万年前のアルゼンチンにいたとされています。

翼長7~7.5m,体重80kgに及ぶと考えられています。

ペラゴルニス・サンデルシという2500万年に生息したと言われる海鳥が2014年に新種として認定され、それまで史上最大の飛ぶ鳥とされたアルゲンタヴィスは2番目となりました。

2500万年前のペラゴルニスはともかくアルゲンタヴィスの600万年前頃というのは、初期人類が出現した時代に近く、人類がアフリカから出たのはもっと後とはいえ、もしかすると人類との関わりはあったかもしれないですね。

金糸雀 #ヨークシャカナリア Yorkshire Canary

カナリアの最大品種、ヨークシャー(Yorkshire Canary)。

胴体の長いスタイルに可愛い正面顔で流石の雰囲気。

背景のレモンカナリアも良い位置に(・Θ・)

「カナリア(金糸雀)」は「カナリヤ」と呼ばれる場合がありますが、原産地の「カナリア諸島」がその名の由来です。

 

高槻愛鳥センター