緋色の頭 ヒガシラインコ Pileated Parrot について

緋色の頭をしたインコ、1属1種の希少種「ヒガシラインコ」。

以前は現在のカザリインコたちと同属でしたが、今は分離して1属1種の単型。

Psittaciformes Psittacidae Pionopsitta Pileata
属名:Pionopsitta ヒガシラインコ属
学名:Pionopsitta pileata
英名:Pileated Parrot
和名:ヒガシラインコ 緋頭鸚哥
Size:22cm 98–120g
原産:ブラジル南東部, アルゼンチン北東部, パラグアイ東部
性差:オスは頭部に強い赤色のでる性的二型
CITES Appendices I

ヒガシラインコは美しくて丈夫で温厚な気質で長寿とされ、かつては世界中で人気の高いインコでした。

そのため乱獲され、繁殖も難しく、早くから希少種になりました。

日本でも昭和55年(1980年)にワシントン条約(CITES)を締結した際に初回登録された規制最古グループです。

ヨーロッパでのヒガシラインコの飼育の歴史は1880年頃にはじまっているのですが、繁殖成功の記録は100年近く経った1974年までありません。

現在はこの写真の個体のようにそれなりに繁殖は出来ていて、個人で保有しているという話しも伺いましたが、日本にはもう居ないんじゃないかと思われます。

ヒガシラインコの標準英名は「Pileated Parrot」。

Pileus(傘)の意味からのようですが、「Pileated」が付く他の鳥(カンムリキツツキ,エボシタイランチョウなど)からすると冠の意味になり、いまひとつ説得力に欠けるように感じます。

古い英名は「Red-Capped parrot」で、これは説得力があるものの、ユーカリインコ(Purpureicephalus spurius)の英名と重複してしまいました。

原産のポルトガル語では「cúiu cúiu」と呼ばれ、どうも頭の赤いキツツキ(カンムリコゲラ|Red-crested woodpecker)との関連があるような気がするのですが、よくわからず。

和名は緋色の頭でヒガシラインコ。

緋色(スカーレット)というチョイスがまた素晴らしい。

とても好みのインコです(・Θ・)