メキシコシロガシラインコ図鑑 White-crowned Parrot,Pionus senilis

2種いるシロガシラの北中米側、メキシコシロガシラインコ。

Psittaciformes Psittacidae Pionus senilis
属名:Pionus アケボノインコ属
和名:メキシコシロガシラインコ
英名:White-crowned Parrot
別称:White-capped Parrot , White-crowned Pionus
学名:Pionus senilis
原産:北米メキシコ~中米パナマをカリブ海沿岸側に沿って
Size:24cm 193-229g
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メキシコシロガシラの名前通りメキシコからパナマに生息する白い頭のインコで、アケボノインコ属の仲間で、アケボノインコ属の最小種です。

メキシコの付かないシロガシラインコは同属の別種で南米に生息します。

標準英名はWhite-crowned Parrotですが、White-crowned Pionusの方が一般的でしょうか。

カタカナ表記だと「ホワイトクラウン パイオナス」。

学名はラテン語で「白髪の老人」を意味する「senilis」、欧米やアジアの各国語名でも白い頭や額という意味の名付けをされています。

カタカナ表記だと「ピオヌス セニリス」。

一見地味にも見えますが全体的に独特の配色をしており、特に陽の光を浴びると色々な色が美しく映えます。

アイリングは幼いと白く、成鳥になるにつれてピンク色になっていきます。

原産は北米メキシコから中米をカリブ海側を縦貫してパナマまで生息しており、その中でもコスタリカが最大生息数とされています。

コスタリカの北側隣国のニカラグア西側では絶滅したとされているようです。

ユカタン半島には青色の強いメキシコシロガシラの群生がおり、以前はそれらを亜種 P. s. decoloratus とする説もありました。

 

これまで接する機会のあったメキシコシロガシラインコの多くは、ビビリで体調も崩しやすいという印象もあります。

馴染んでしまえばまた別かもしれませんが、数を見ないのはそもそも輸入時の環境変化に耐えれないのかもしれませんね。

 

シロガシラインコ図鑑 White-capped Parrot,Pionus seniloides

南米側に生息する白髪の老人、シロガシラインコ。

Psittaciformes Psittacidae Pionus seniloides
属名:Pionus アケボノインコ属
和名:シロガシラインコ
英名:White-capped Parrot
別称:White-headed Pionus
学名:Pionus seniloides
原産:南米アンデス山脈など|ボリビア,ベネゼエラ,コロンビア,エクアドル,ペルー
Size:26-30cm 230g
RED-List
亜種:無

日本国内でシロガシラインコを見たことはなく、一般的に目にするのは北中米に生息する同属の別種メキシコシロガシラインコです。

シロガシラインコの原産は南米で、ボリビアとエクアドルの国境あたりからコロンビアを跨いでベネズエラに生息しています。

シロガシラインコとメキシコシロガシラインコは名前ほど見た目が似ているとは思いません。

しかし、名前に関しては和名も英名も学名も似ていて、とても紛らわしい2種です。

和名
シロガシラインコ
メキシコシロガシラインコ

学名
Pionus seniloides
Pionus senilis

英名
White-capped Parrot / White-capped Pionus
White-crowned Parrot / White-crowned Pionus

学名の由来となる意味も似ています。

シロガシラインコの「seniloide」はスペイン語の「老人」。ピオヌス セニロイデス

メキシコシロガシラの「senilis」はラテン語の「年配、老人」。ピオヌス セニリス

どちらも「白髪の老人」。

さらに、最近までシロガシラインコはバラガシラインコ(Pionus tumultuosus)の亜種だという説もあり、紛らわしさに輪をかけていました。

 

アケボノインコ属図鑑 Pionus,ピオヌス,パイオナスの由来と発音

ピオヌス パイオナス アケボノインコ属

アケボノインコ属 pionus

アケボノインコ属はアケボノインコをはじめとした下記の9基亜種とその亜種から構成されます。

1.アケボノインコ ※亜種2
2.アケボノインコモドキ ※亜種4
3.シロガシラインコ ※亜種1
4.スミレインコ ※亜種1
5.ドウバネインコ ※亜種2
6.バラガシラインコ ※亜種1
7.メキシコシロガシラインコ ※亜種1
8.ヨゴレインコ ※亜種6
9.アオアケボノインコ ※アケボノインコの亜種から基亜種に昇格

*.サンゴバシインコ ※種ではなくヨゴレインコの亜種
スミレインコ Pionus fuscus / Dusky parrot

アケボノインコ属Pionusの由来

このアケボノインコ属の国際的な学名は「 Pionus 」とされています。

Pionusの語源はギリシャ語で「太った」「肥えた」といった意味合いの「piōn (pionos)」が「Pionias」となり「Pionus」と変化したようです。

体型を比喩した由来で、「ぽってり」「ずんぐりむっくり」といったニュアンスでしょうか。

煮詰まった体型のためか卵もかなり大きく感じます。

アケボノインコ

Pionusの発音 ピオヌス or パイオナス

このPionusの発音を巡っては「ピオヌス」or「パイオナス」で意見が二分される事が多いようです。

カタカナ表記にする事自体が正解ではないのでしょうが、あえて正解とするならば…

●学名Pionus は英語ではなくラテン語です。

ラテン語はローマ字読みが一般的なので「ピオヌス」と発音するのが正解です。

例:スミレインコ Pionus fuscus → ピオヌス フスクス

●英名の Pionus は英語です。

英語では「パイオナス」と発音するのが正解です。

例:スミレインコ Dusky Pionus →  ダスキー パイオナス

※現在の標準英名ではPionusをParrotに置き換えるため Dusky Parrot が正解です。

学名準拠であれば「ピオヌス」、英語準拠であれば「パイオナス」

アケボノインコ
なかよしアケボノインコ Pionus menstruus / Blue-headed Parrot

国際学会で喋っているのを私の頼りない耳で聞き取った限りではスペインなどのヨーロッパ人や南米人は「ピオヌス」、アメリカ人は「パイオナス」と発音されていました。

個人的には「ピオヌス」優先で、通じなければ「パイオナス」としています。

Lotus Feather
アケボノインコのmenstruus

アケボノインコの学名 Pionus menstruus の由来

語源は「menstrual」で、月経の意味だそうです(・Θ・)
アケボノインコは英名の別称で「Red-vented parrot」とも呼ばれます。
アケボノインコだけではなくアケボノインコ属全般の特徴でもあるのですが、尾羽の裏側(コヴァート)が鮮やかな赤色が広がっています。

アケボノモドキ
アケボノインコとアケボノインコモドキ

アケボノインコモドキの学名 Pionus maximiliani の由来

由来はドイツ人のMaximilian zu Wied-Neuwied/マクシミリアン・ツー・ヴィート氏に因んだ命名です。

ドウバネインコ
ドウバネインコ

ドウバネインコの学名Pionus chalcopterus の由来

語源はギリシャ語の「khalkopteros」で、銅や金属的な翼を意味するようです。
10円玉の銅色ではなく、飛翔時の美しい羽色で納得できる青銅色ですね。
英名の「Bronze-winged Parrot」がまさにその意図を汲んだ命名なのでしょう。

スミレインコの学名 Pionus fuscus の由来

ラテン語の「Fuscus」は「Brown(褐色)」を意味します。
和名やドイツ名など多くは紫色に因んだ綺麗な響きの命名をされていますが、標準英名はDuskyParrot(ゴミのインコ)と酷い命名に…

シロガシラインコの学名 Pionus senilis の由来

ギリシャ語の「seniloide」は「老人」で「白髪の老人」を意味します。

シロガシラインコ

メキシコシロガシラインコの学名 Pionus seniloides の由来

ラテン語の「senilis」は「年配」で、同じく「白髪の老人」を意味するようです。

メキシコシロガシラインコ

バラガシラインコの学名 Pionus tumultuosus の由来

ラテン語の「tumere」「tumultus」の品詞?が「tumultuosus」となったようです。
「騒がしい」を意味します。

バラガシラインコの絶叫を耳にしたことはありませんが、本気鳴きを耳にしたことのあるアケボノインコ属のみなさんは個人的にはかなり不快な耳障りさです(・Θ・)

ヨゴレインコの学名 Pionus sordidus の由来

ラテン語の「sordidum」で、「汚れ」を意味します。
スミレインコの英名よりはマシかもしれませんが、大概ですね(・Θ・)