鳥が感染するコロナウイルス向けのワクチン開発に成功。人への転用に向け…|イスラエル

ゴイシチャボ|碁石矮鶏

時事ドットコムニュース 2020.2/27の記事

鳥が感染するコロナウイルスのワクチンの開発に成功。
新型コロナウイルスの人用ワクチンへの応用に向けて研究を・・・

イスラエルの研究機関ミガル(Migal Research Institute)は鳥が感染するコロナウイルス向けのワクチン開発に成功したと発表。

鳥が感染するコロナウイルスと新型コロナウイルスの構造は非常に近く、ワクチンを人間に転用させることは難しくない。

新型ウイルスへの応用を進めるための研究を加速させ、安全性のテストなどを含めて5、6カ月後の実用化を目指す。

といった内容。

Newsweek日本語版 2020.3/10の記事にも掲載されています。

イスラエル最有力の総合ニュースサイトY-netにも掲載があり、こちらが大元かもしれません。

Israeli scientists claim coronavirus vaccine three months away

 

時事ドットコムの見出し「鳥向けワクチン開発」に興味が沸き、興味本位で調べながらのメモまとめとして…

だからどうなんという感じの内容ですが(・Θ・)

ミガル研究所は鳥類のワクチン研究を4年行っており、鳥がコロナウイルスに感染して疾患する「鶏伝染性気管支炎生ウイルス((IBV:Infectious bronchitis virus)」向けのワクチン開発に成功。

IBVはコロナウイルス科ガンマコロナウイルス属に属するRNAウイルスで、伝染性気管支炎ウイルスの感染による急性呼吸器病。

病名は「伝染性気管支炎(IBV:Infectious bronchitis virus))

鳥の罹るコロナウイルスという訳文記事でしたが、鳥全般ではなく主に家禽ニワトリ。

IBVは年齢や品種には関係なく全ての鶏に感染するが、若い雛の方が重篤化しやすく、年齢とともに抵抗力がある模様。

単独の感染による致死率は低いが、マイコプラズマや大腸菌など細菌による二次感染が発生しやすく、急速にすべての鶏へ感染が広がるため、発症個体は直ちに隔離、殺処分することが望ましいとあります。

IBVには一般の消毒薬が有効で、ワクチンも既に数種あるようですが、現在ではコントロールが困難になっており、日本を含めた世界中で頻繁に発生しているようです。

日本ではニューカッスル病と同列の届出伝染病に指定されており、伝染性気管支炎(IB)といえば愛鶏家や養鶏産業に携わる方なら誰でも知っているような疾病。

 

農林水産省動物医薬品検査所には講義資料が掲載されており、IBVについては平成28年の技術研修会の資料「最近の伝染性気管支炎の発生状況とワクチンによる対策」に最新ではないながら詳しく掲載されています。

また、他にも興味深い資料がまとめられており、動物用ワクチンの基礎知識の研修会資料も良い感じです。

蚊帳の外の素人ごときに言われたく無いでしょうが…

このコロナウイルスによる伝染性気管支炎がニワトリ以外のキジ目やインコなどオウム目など他の鳥類が罹るのかはよくわからずですが、今に始まった疾患でもなくこれまでの事例も無さそうです。

イスラエルのミガル研究所によるこのIBV用の鳥コロナウイルスワクチンは経口摂取(多分)とあったので、転用が実現したとして錠剤なんでしょうかね。

人への転用のハードルは低いとされていますが、開発プロセスは臨床許可次第とも述べられていて、すぐ許可がなされたなら最短3ヶ月程度でとあります。

現時点での経過はわからずでしたが、早ければ6月ぐらいには何かしらまた発表があるかもしれませんね。

ミゲル研究所の公式サイト | MIGAL – Galilee Research Institute

 

4/18の日本経済新聞WEBには

新型コロナ治療薬、開発急ピッチ 世界で治験650件

米国の臨床試験登録データベースによると650件が登録されている。

とあり、

臨床試験登録DB「ClinicalTrials.gov」で「COVID-19」をクエリ表示してみると657件(種ではなく件)が該当し、日本の登録は4件(2020.4/19 23:30現在)。

このうち治験までいってる臨床がどれぐらいあるのか見たかったのですが、よくわからず。

ミガル研究所のIBVからの転用についてもよくわからず

イベルメクチンは4月13日に登録され、進捗もあるようです。Ivermectin,covid-19

 

医薬品で調べものをするには、日本医薬情報センター(JAPIC)が良い医療機関サイトのリンク集を公開していて便利です。

 

 

■新型コロナウイルス感染症に疥癬治療薬イベルメクチンが効果を発揮
http://opi.toumoto.net/blog/general/12717/

 

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新型コロナウイルス感染症に疥癬治療薬イベルメクチンが効果を発揮

鳥飼いなら疥癬薬で馴染み深い「イベルメクチン(Ivermectin)」が新型コロナウイルスの増殖抑制に大きな効果があることを豪州メルボルンにあるモナシュ大学の研究チームが発表(2020年4月4日)しました。

この実験では新型コロナウイルスのRNAが24時間後に93%,48時間後には99.98%減少したとされています。

The FDA-approved Drug Ivermectin inhibits the replication of SARS-CoV-2 in vitro

 

イベルメクチンとは2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大特別栄誉教授の大村智博士が発見した物質を元に創られた抗寄生虫薬です。

大元は掛川花鳥園から遠からずの静岡県伊東市川奈にあるゴルフ場付近で採取した土壌から発見された線虫類などに有効な有機化合物(エバーメクチン)。

エバーメクチンは細菌や真菌などには抗菌活性を示さず、寄生虫(鉤虫、回虫、肺線虫、糸状虫などの線虫類)やダニ、ハエの成虫や幼虫などの節足動物に、ごく少量で強い殺虫作用があります。

これを薬として改良したものがイベルメクチンで、1981年から動物薬として世界中で販売されています。

人間用では特に途上国での熱帯病に絶大な功績があり、それが薬の開発としては極めて珍しいノーベル生理学・医学賞の受賞に繋がっています。

薬には莫大な費用が掛かりますが、大村智博士は特許を放棄しており、製造元のメルク社はイベルメクチン(商品名メクチザン)をWHOに無償提供しているのも大きな理由でしょう。

また、イベルメクチンはデングウイルスやHIVウイルスのタンパク質生成を阻害することも確認されています。

新型コロナウイルスの治療薬として現時点の本命は富士フイルムのファビピラビル(アビガン)とギリアドのレムデシビル、ほかにも臨床試験中は幾つかあり、コストが掛かろうが大いに期待されます。

一方イベルメクチンは世界中で長年使われてきた実績のある薬なので、生産ラインも確立されており、各国の薬事申請承認の過程を簡略化出来るかもしれないこと、そしてコストが圧倒的に低いためWHOが途上国にばら撒ける期待もあります。

話がそれていますが、今回の研究発表についての詳細は専門家が詳しく解説されている記事が幾つもあるので、関心があればそちらが面白く読めると思います。

google “イベルメクチン 新型コロナウイルス 大村智”

google “イベルメクチン コロナ”

google “イベルメクチン 大村智”

など適当にキーワードつけて検索すれば出ます。

飼い鳥への新型コロナウイルスとしてはー

飼育動物では数匹の犬や猫、ニューヨークのブロンクス動物園のマレートラなどが新型コロナウイルスに感染したと報じられています。

飼い鳥への新型コロナウイルス感染事例はこの記事の時点ではありません。

鳥類もコロナウイルスには感染するとはいえ、よほど意図的に感染させようとしなければ飼鳥が感染することは無いように思いますが、もしもその時があるとすれば疥癬治療薬のイベルメクチンがまさかの活躍をするかもしれませんね。

とはいえ飼主も愛鳥もそういった事態になりませんように、、、

 

※2020.4/18追記を記事に分離

鳥が感染するコロナウイルスのワクチンの開発に成功。
新型コロナウイルスの人用ワクチンへの応用に向けて研究を・・・

http://opi.toumoto.net/blog/general/12744/

 

現時点で有力視されている主な治療薬

ファビピラビル(アビガン)|抗インフルエンザ薬

レムデシビル|エボラ出血熱薬

ロピナビル・リトナビル(カレトラ)|抗HIV薬

ナファモスタット|膵炎薬

シクレソニド|喘息薬

イベルメクチン|抗寄生虫薬

 

Australia BushFire

世界各地で森林火災が増加している中、オーストラリアも昨年7月から長引く深刻な火事に非常事態宣言が発令されています。

昨年のアマゾン火災と単純には比較出来ませんが、面積ではアマゾンで焼けたと言われる100万haの数倍の規模で燃え続けているとされています。

個人的に日本で身近に関わるところでは餌である穀物の輸入も難しくなっています。

現地では人もですが野生動物への被害も甚大で、コアラやカンガルーが被災している記事は多く目にします。

翼をもつ鳥類であっても厳しい規模で餌や水も無く、災害を免れたとしても生息地は焼失しています。

Firefighter gives water to thirsty cockatoo

※元の動画記事→ News 5 Cleveland , Firefighter gives water to thirsty cockatoo

 

特にニューサウスウェールズ州が最悪で、クイーンズランド州、ビクトリア州も厳しく、「 australia bushfire 」と検索するだけでも現状が垣間見れます。

何度か訪れたことのある景色もどうなっていることやら。

オーストラリア最大の野生動物救護団体のWIRES(ワイヤース)をはじめ、民間ボランティアからも募金を募っておりますが、やはり募金詐欺は多数出ているようで

ACNC(オーストラリア慈善団体)で総ての慈善団体のリストが公開されています。

クラウドファンディングGoFundMeだと不正な募金利用があった場合には全額返金を保証していて、既に500万ドル以上を集めているそうです。

GoFundMe内にも非常に沢山のスレッドが立ち上がっており、GoFundMeで単純に野生動物だけに限定して「wildlife in fire areas」すると

Feed for struggling wildlife in fire areas (火災地域で苦しんでいる野生生物の餌)

をはじめ、数多くの対象先が出てきます。

もちろん、野生動物だけではなく、消防士や被災者を支援するものもあります。

オーストラリア森林火災に限らず、自然災害や人災は世界各地で、そして対岸の火事ではなく身近でも常に何かしら起こっているものとはいえ、スケールの大き過ぎる天災は皆に影響がどこかに出てくるのでしょうねー

早く沈静化することを願います。