クリムネインコ図鑑|Maroon-fronted parrot,Rhynchopsitta terrisi

世界最大級のコニュアにして世界唯一の一般展示クリムネインコ

分類:Psittaciformes Psittacidae Rhynchopsitta teriss
属名:Rhynchopsitta ハシブトインコ属
学名:Rhynchopsitta terrisi 

英名:Maroon-fronted parrot 
スペイン名:Cotorra Serrana Oriental

中国名:暗红额鹦哥

和名:クリムネインコ 
Size:40-50cm
RED-LIST:EN
CITES Appendices I
原産:メキシコ北東部|東シエラ・マドレ山脈

クリムネインコは非常に珍しいインコで、2018年10月現在において一般向けに展示されている個体は世界中でもロロパークの1ペアのみです。

ワシントン条約ではCITES Appendices Iで、IUCN RED LISTにおいては2008年のVUから2011年以降はENとなっています。

クリムネインコはハシブトインコ属(Rhynchopsitta)に分類されるインコです。

ハシブトインコ属はクリムネインコとハシブトインコ(Rhynchopsitta pachyrhyncha , Thick-billed parrot)との2種で構成されています。

一説には Rhynchopsitta phillipsi という絶滅種が存在したとか。

同属のハシブトインコも希少種で、同様にCITES Appendices Iで、RED-LISTは1994年以降でENです。

クリムネインコはシエラ・マドレ山脈( Sierra Madre Occidental|シエラ・マドレ・オクシデンタル)というメキシコ西部からアメリカ南西部にかけての山脈のメキシコの一部地域にのみ生息します。

2011年からはRED-ListでEN(絶滅危惧IB類)に格上げされたのは、ここが大規模な森林火災にあった事から本格的に絶滅危惧が深刻化したものです。

コイミドリインコは所謂コニュアの仲間とされており、コニュアとしては最大級のサイズで4~50cmです。

コニュアは科学的な分類ではありませんが、同じくコニュアで日本にも稀に流通しているコイミドリインコ(Enicognathus ferrugineusAustral parakeet)とは比較的近い系統だと思われます。

 

「クリムネインコ」という標準和名にはとても違和感と疑問を感じます。

見た目の特徴は「栗色の胸」ではなく「栗色の額」だから。

「クリビタイインコ」ならしっくりくるので、「Maroon-fonted」を「Maroon-headed」と誤解釈したのかもしれませんね。

学名のTerissはアメリカの探検家Terris Mooreが由来です。

クリムネインコについての資料が少なく、特に日本語では皆無に等しいですが、折を見てもう少し調べて追記してみたいと思います。