アオビタイホオジロウロコ Venezuelan Parakeet について

青色に輝く額と耳のあたりの頬羽が白いアオビタイホオジロウロコインコ。

学名:Pyrrhura emma
   P. e. emma
   P. e. auricularis
英名:Venezuelan Parakeet / Emma's Conure
和名:アオビタイホオジロウロコインコ
Size-Weight : 22-23cm
Native:ベネズエラ、ボリビア共和国

頭部の青色や顔面や腹などの赤褐色も特徴的なアオビタイホオジロウロコインコ。

以前はホオジロウロコインコ(Pyrrhura leucotis , White-eared Parakeet)の亜種扱いだったのですが昇格して独立。

2亜種にわけられており、この写真は基亜種と思われます。

Pyrrhura emma
P. e. emma
P. e. auricularis

主にベネズエラの沿岸丘陵地帯の森林、湿った森林や伐採地に生息しており、Ochroma(バルサ材のバルサ)の花や蜜なども食べているそうな。

以前の基亜種だったホオジロウロコインコよりもアカオウロコインコ(Pyrrhura picta , Painted Parakeet)に似た印象をうけましたが、アカオウロコインコはウロコ模様がイワウロコインコのようにもっと濃くて広範囲。

赤い顔色は一般受けしなさそうですが、ウロコメキシコインコ属が特別好きならたまらないでしょう~

 

アズテックインコ Aztec Parakeet について

このインコに和名は無いはずですが、英名からそのまま「アズテックインコ」が妥当だろうとの独断。チャムネメキシコインコは別鳥です。

メキシコインコ属(Eupsittula)の仲間で、南東メキシコから西パナマあたりのカリブに生息し、サイズはおよそ21.5~25cm、73~85g。

そしてこのアズテックインコは分類が独立種か亜種かで見解が二分しています。

うちでは独立種として扱います。

独立■IUCN(国際自然保護連合),World Parrot Trust,ほか多勢
Eupsittula nana Jamaican Parakeet ジャマイカインコ
Eupsittula astec アズテックインコ
E. a. vicinalis 亜種メキシコ北東部
E. a. astec 基亜種 Aztec Parakeet アズテックインコ
亜種■IOC(国際鳥類学会議)ver8.2
Eupsittula nana
E. n. nana 基亜種 Olive-throated Parakeet チャムネメキシコインコE. n. vicinalis  亜種メキシコ北東部
E. n. astec 亜種 Aztec Parakeet アズテックインコ

ロロパークでは「Aratinga nana astec」というクサビオインコ属時代の古い看板ですので、亜種表記です。

これがもし基亜種Eupsittula nana nana チャムネメキシコインコだったなら先のエリマキボウシインコハシグロボウシインコに続いて3種のジャマイカ島固有種インコの残り1つになっていました。

このチャムネメキシコインコの英名は「Olive-throated Parakeet」なのですが、直訳和名にすると「チャノドメキシコインコ」になります。

チャノドメキシコインコ(サントメインコ|Brown-throated parakeet )と被ってしまいます。

こういうのは英名と和名の繋がりが特にややこしくなります。

ジャマイカ繋がりもこれで切れてしまいそうですが、ジャマイカでは外来種としてテリルリハインコが増えているそうです(・Θ・)

 

世界で唯一の展示 クリムネインコ Maroon-fronted parrot について

世界で唯一の一般展示されているクリムネインコ(2018.10時点)。

学名:Rhynchopsitta terrisi
英名:Maroon-fronted parrot
和名:クリムネインコ
Size-Weight : 25cm

ロロパークでとても見たかったインコの1つですが、展示ケージは他と違わず。

とはいえ、同属のハシブトインコThick-billed parrot、近縁のコイミドリインコAustral parakeetもちゃんと隣のケージに並んで展示されています。

クリムネインコは一応コニュアですが、サイズは結構な大型で4~50cmぐらいあります。

原産地はメキシコ北東部(東シエラ・マドレ山脈)で、大規模な森林火災もあって大幅に減少。

保護活動で増加には転じているようですがRED Listでは未だEN(危機)の絶滅危惧種。

クリムネインコはハシブトインコとの2種でハシブトインコ属Rhynchopsittaを構成。

もう一種(Rhynchopsitta phillipsi)が存在したという説もありますが、いずれにしても絶滅種。

学名のTerissはアメリカの探検家Terris Mooreが由来。

和名は「クリムネインコ」というより「クリビタイインコ」じゃないのかと思うので、由来が気になるところ。

Maroon-fontedをMaroon-headedと誤解釈したからかも説との説も。

 

サントメインコ #チャノドメキシコインコ

オレンジフェイスのコニュアとして古くから人気があるような無いようなチャノドメキシコインコ。

可愛いもののコザクラに対するボタンのような神経質気質の率が多いような気もするのがメジャーになりきれない所以の1つでしょうか。

チャノドメキシコインコは全オウム目の中でも特に亜種が多い種で13種亜種とされています。

オオキボウシインコに対するトレスマリア/オオキボウシモドキインコというのか、オレンジの面積が殆ど無いものから頭部全体に広がっているものも。

そんな別種と思えるほど違う亜種もまとめて名前はチャノドメキシコインコの一括りのみ(・Θ・)

サントメインコという俗称で呼ばれる事もありましたが、それは英俗称のSt. Tomas Conureが由来。

かつてはAratingaクサビオインコ属でしたが2013年にEupsittulaメキシコインコ属へ分類を転属しています。

和名:チャノドメキシコインコ
英名:Brown-throated parakeet ,St Thomas conure(サントメインコ)
学名:Eupsittula pertinax
亜種
Eupsittula pertinax
E. p. aeruginosa 橙無しで暗い
E. p. arubensis 目と額が橙。茶喉
E. p. chrysogenys
E. p. chrysophrys
E. p. griseipecta 橙無しで額が白い
E. p. lehmanni
E. p. margaritensis 目元だけ橙。茶喉
E. p. ocularis 目下橙
E. p. paraensis 目周り橙。暗く濃い
E. p. pertinax 基亜種。顔面橙。茶喉。
E. p. surinama 目元から嘴へ少し橙。流通多い?
E. p. tortugensis
E. p. venezuelae 目元が僅かに橙。
E. p. xanthogenia 頭頂部も橙。茶喉