小鳥の休憩所 #アキクサインコ #サザナミインコ #カルカヤインコ #文鳥

このケージの住人というわけでもないのに、何故かここに集まってウトウト昼寝をするインコたち(・Θ・)

皆の種も色も全然違うもまた良い感じ。

 

@森ノ宮 小鳥ひろば

 

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サザナミインコ図鑑|Barred Parakeet , Bolborhynchus lineola

サザナミインコとトラフインコについて

北米から南米に広く分布する小型インコで、他の小型種とは少し違った生態を感じさせます。

飼鳥としても独特な可愛らしさをもつ魅力的なインコ、サザナミインコ。

欧米ではリニーの愛称で親しまれています。

アンデス山脈で南北に地域的隔離となった2亜種とされ、南米側を亜種トラフインコとしますが、少なくとも日本市場に流通するものに血統は無く、すべて一括にサザナミインコです。

サザナミインコの基本情報

分類:Bolborhynchus サザナミインコ属

学名:Bolborhynchus lineola

和名:サザナミインコ 漣鸚哥

英名:Barred Parakeet , Lineolated Parakeet

英愛称:linnie リニー

スペイン名:Catita Barrada

オランダ名:Katharinaparkiet

ドイツ名:Katharinasittich

フランス名:Toui catherine

イタリア名:Parrocchetto barrato

チェコ名:papoušíček pruhovaný

ポルトガル名:Periquito-catarina

中国名:横斑鹦哥, 橫斑鸚哥

亜種:有2
Bolborhynchus lineola 
Bolborhynchus lineola lineola メキシコ~パナマの北中米
Bolborhynchus lineola tigrinus ベネズエラ,コロンビア,ペルー

亜種和名:トラフインコ 虎斑鸚哥

性的二型:ナシ。但しオスの方が羽模様が濃くでる傾向があり、尾羽根の模様などで判別可能な場合もある。

Size:16cm 40-52g 野生

クラッチ:3-7

足輪:4.5-5.5mm

分布:北中南米

原産国/基亜種:メキシコ,グアテマラ,ホンジュラス,ニカラグア,コスタリカ,パナマ

原産国/亜種:コロンビア,ベネズエラ,ペルー,ボリビア

CITES:Appendi II

IUCN REDList : Least Concern 2016

IUCN Red List of Threatened Species | IUCN

サザナミインコの分布域

北米のメキシコから中米を経由して南米のペルーやコロンビアまで、寸断されつつも北中南米に跨った広い分布域をもちます。

アンデス山脈で基亜種と亜種が分断されており、原産国としては

基亜種:メキシコ,グアテマラ,ホンジュラス,ニカラグア,コスタリあカ,パナマ

亜種:コロンビア,ベネズエラ,ペルー,ボリビア

基亜種と亜種については後述します。

サザナミインコは漂鳥

海を越える渡り鳥ほどではないながら、季節によって長距離を移動する鳥を漂鳥(ひょうちょう)と呼びます。

サザナミインコは繁殖期の終わる冬に高地から低地に移動すると考えられています。

飼鳥としてのサザナミインコからは想像が難しいのですが、20~150羽程度の群れとなって長距離を移動するそうです。

ただ、野生下での生態については不明な点が多く、鳥類学者Joseph ForshawTony Juniper&Mike Parrの発表以外に殆ど情報がありません。

これは自然の中で観察するには非常に困難な生息地であり、そこで見つけて観察することは困難を極めるからだそうです。

野生下での生息数は5~50万羽と考えられおり、これもかなりざっくりですが、国際自然保護連合IUCNでの絶滅危惧懸念は最低水準のLCです。

サザナミインコ

標高の高いサザナミインコの生息環境

主だった生息地帯は、山地の熱帯雨林や雲霧林から熱帯乾燥林。

熱帯雲霧林とは雨ではなく霧に包まれる事が多いにも関わらず体感湿度は低いのですが、霧が晴れて太陽が入ると一気に暑くなる森。

熱帯乾燥林とは背の低い木々や藪の広がる平原地帯でアフリカのサバナと似た気候。

コスタリカについては是非コスタリカに移住してガイドをされている露木さんの記事を御覧ください。

露木さんとは2005年頃から互いに熱心だったYahoo!Blog繋がりで懇意にして頂き、現在はリコーのアーブスでコスタリカ大自然コラムも執筆されています。Pura vida!

コスタリカのモンテベルデ雲霧林
コスタリカのモンテベルデ雲霧林

観測された標高の幅も非常に広く、800~3,300mとされています。

あくまで最低値と最高値であって、皆がその高低差を移動するわけではないでしょうが、通常でも1,200~2,500m程度の移動は行われているようです。

単純に標高3,300mといえば富士山の8合目あたりに相当しますが、流石に富士山のような過酷な環境ではありません。

中米での最高峰はグアテマラのタフムルコ山で4,220m、サザナミインコが多いと言われるコスタリカのチリポ山で3,820m。

Cordillera de Talamanca con el Cerro Chirripó en el centro.

南米側ではアンデス山脈の麓にあるエクアドルの首都「キト(Quito)」で標高2,850m。

エクアドルには海抜高度でエベレストよりも2.1km高い世界最高峰のチンボラソ山6,268mがあり、アンデスだと3,000m級ですら通常高度なのかもしれません。

また、中央アンデスの海岸側では標高500m~2,300mはケチュア語で「暑い谷」を意味する「ユンガ」と呼ばれる地域で、傾斜が厳しく平地は僅かの乾燥地域であり、熱帯作物の生産が主な産業となっています。

ペルー砂漠、ユンガ地帯の河川オアシス
ペルー砂漠、ユンガ地帯の河川オアシス

2,300m~3,500mは「ケチュア」と呼ばれる地域で、傾斜はなだらかで気候も涼しく夏は降雨のある雨季となり、トウモロコシの生産が盛んだそうです。

そして耕作地を荒らす害鳥と見なされるケースはあるようです。

 

 

環境変化への適応能力は高いのか?

サザナミインコが大移動するにあたり、高度,気温,湿度という環境要素はどれぐらい変化するのでしょうか。

分布域が広いため、参考とする基準をどこにするのかでも大きく違うと思われますが、ここでは中米ならコスタリカ、南米ではエクアドルを基準にします。

サザナミインコが分布する地域は概ね赤道に近い緯度の山岳地域です。

標高が高いため直射日光の日差しは厳しいながらも気温は涼しいぐらいで、日が遮られる森林内であればさらに年間を通して涼しく安定しているでしょう。

また、熱帯雨林や雲霧林の湿度は一年を通して常に100%と思われがちですが、のような場所ではありません。

コスタリカであれば12~3月頃は乾季となり熱帯サバナ林(乾林)になります。

南米側もエクアドルの中部海岸地域などにも熱帯サバナ林があります。

その乾燥期の湿度が如何ほどなのかを調べれていないのですが、雨が数ヶ月降らないとはいえ砂漠のような湿度にはならないでしょう。

コスタリカの太平洋側南部にあるコルコバード国立公園の玄関口では年間を通して概ね気温は23~33℃となっています。

コルコバードの森ではもっと変化が無いと思いますが、良いデータが見つからず。

エクアドルの首都キトでは一年を通じて1日の気温が概ね9~18℃で、季節によっての違いも2℃程度しかないそうです。

こうしてみると、標高差はともかく、気温や湿度に関しての環境変化は意外と少ないのかもしれません。

野生下において30℃以上になることはほぼ無さそうなので、飼鳥としてのサザナミインコは暑さに弱い鳥というのは頷けますが、寒さに凄く強いというのは疑問です。

野生の生息地についてはデータをもう少し揃えていずれ書き直します。

+++

営巣は洞

生息地で標高は違う

メキシコ1500以下、ホンジュラス600未満、パナマ1500以上、ベネズエラ1600-2600、コロンビア2900

ワイルドはシードを結構食べているとか

顕花植物のヘリオカルパス,ミコニア,セクロピア,竹科の種、耕作地でトウモロコシ。

スパングルブルー

サザナミインコ属の学名Bolborhynchusとは

サザナミインコ属の学名は「Bolborhynchus/ボルボリンチェス」。

Bolborhynchusとは、ギリシャ語の「bolbos」と「rhunkhos」が由来です。

それぞれ「 bulb /球根,球」と「bill /クチバシ」という意味です。

「球にクチバシがついたような容姿?」or「球のようなクチバシ?」

属名なのでサザナミインコだけを指すわけではありませんし、他の同属2種はさっぱりした容姿ではありますが、何となくサザナミインコを暗い森で見た時の印象が意図なのだろうかと思えます。

サザナミインコ属に分類される3種

このサザナミインコ属には、3種+1亜種のインコが分類されます。

Bolborhynchus lineola サザナミインコ
 B. l. lineola サザナミインコ基亜種
 B. l. tigrinus サザナミインコ亜種トラフインコ
Bolborhynchus ferrugineifrons チャビタイインコ
Bolborhynchus orbygnesius クネンボインコ

おそらくチャビタイインコとクネンボインコを日本で見る機会は無いでしょう。

チャビタイインコはラブバード属っぽい印象が遠からず。

クネンボインコの容姿はシトロンインコを彷彿させるものです。

かつてシトロンインコがサザナミインコ属だと考えられていたのも頷けます。

なお、シトロンインコをアサギリインコと呼ぶ風潮がありますが、ユウギリインコに合わせて業者が売りやすい語呂として呼び出したとされる俗称です(明確なソースはありません)。

サザナミインコの種小名lineolaとは

学名はリンネ式二名法という「属名+種小名」で表されます。

サザナミインコの学名Bolborhynchus lineola(ボルボリンチェス・リネオラ)であれば

属名「Bolborhynchus 」+種小名「lineola」です。

この「lineola」はラテン語で、線や縞といった意味。

Bolborhynchus lineolaの意訳

この2つの意味を合わせた直訳だと

球根のようなクチバシで虎斑模様の鳥

意訳として…

野生下で熱帯雲霧林の鬱蒼とした森の樹木の枝に、苔玉球根にクチバシを付けたような見た目で縞々模様の鳥。

といったニュアンスだろうかと妄想提唱します(・Θ・)

サザナミインコの亜種 トラフインコ

オウム目に限らずですが、昨今の目覚ましい系統分類の更新はミトコンドリアDNA分析手法(mtDNA分析法)によっての産物です。

亜種や種としての分類分けをDNAの違いによって明確にするものです。

そして、サザナミインコには2つの亜種が分類されています。

Bolborhynchus lineola

B. l. lineola 北米と中米に分布する基亜種

B. l. tigrinus 南米に分布する亜種/トラフインコ(虎斑鸚哥)

アンデス山脈で南北に地理的隔離となったサザナミインコは別々の進化となり、2亜種に分類されます。

サザナミインコの分布域を見る限り、地域差異はもっと細かくあるとは思いますが、亜種とするほどではないということでしょう。

メキシコからパナマまでのアンデス山脈以北の北中米に分布する基亜種lineola。

アンデス山脈以南の南米に分布する亜種tigrinus

サザナミインコの分布図

亜種の学名に付けられた「tigrinus」とはラテン語の「tigrinus」で、「tiger stripe/虎の斑模様」といった意味合い。

虎の斑模様とは、すなわち「虎斑(トラフ)」。

虎斑を日本国語大辞典で引くと「虎の毛皮のように、黄褐色の地に黒色の斑紋があるもの。とらふ。」とあります。

古くはサザナミインコを「トラフインコ」と呼ぶことがありますが、これは別称ではなく亜種を指します(但し標準和名に登録はされていません)。

サザナミインコとトラフインコの差異

トラフインコは基亜種よりもベースカラーが濃い緑色で、黒い縁取り模様や下尾筒の黒模様も強く現れるとされています。

目が肥えていなければ難しい差異に思えますが、ワイルドで比べると一目瞭然なのかもしれません。

もはやペットバードとして流通しているものはボタンインコと同じく亜種間の血が混ざりに混ざっている可能性が濃厚だと考えていますが、純血種で比べてみたいものです。

上記の写真はワイルドに近い南米輸入便なので、これはもしかして、、、と思わなくはありません。

飼鳥としてのサザナミインコ

思いつくところを一旦箇条書き

容姿はずんぐりむっくり

目が大きい。暗がりでの採光に適応進化したであろう目。

そのためメラニン色素を欠く赤目系はより一層の直射日光注意が必要。

普段の性質は穏やかで社交的。

いじめがあり、ケージ内の同居鳥を殺すこともある。

普段の動きはスロー

危機が迫るとスピードアップ&大きな糞を出す

糞は溜める系

糞はケージ内で比較的場所を決めてる系

巣箱内は汚さない系とめちゃくちゃ汚す系が

穀物類など硬度のある食物は分解消化が苦手系

飛翔よりも歩行に比重をかけた移動スタイル

水平に止まり木を歩く

霧吹き浴び&水浴び大好き

霧吹き浴びは熱帯雲霧林系の逆さ浴び。

逆さまにぶら下がって翼を広げ、全身を膨らませて濡らします。

乾かす時には足場を固定して、羽ばたきを行います。

普段の鳴き声は柔らかいが、絶叫は意外と響く。

群れでの鳴き声は響く

語彙は限られるが喋るには喋る。

音真似の方が得意

爪が伸びやすい

趾を使って食べ物などを掴んで食べる

野生下では地面での採食がある

脂肪肝になりやすい

鼻腔炎や副鼻腔炎をこじらせやすい

鼻腔内や副鼻腔内が壊死した場合は、弁蓋も壊死して眼球も出目になってくる

ゴチャまぜや輸入時に混ざっていることは珍しくない

ママ鼻水トッテは膿取りに使える

鼻貫通で壊死部位を除去して抗生剤

何故かバイトリルよりクロラムフェニコールが効くことが多い気がする

一旦貫通させた後に自己復旧は無いので定期的に貫通儀式が必要

事前に濡らすと効果的。あまり溜めると血は出る。

巣底が空けるとスプレイレッグス率があがるかも

 

サザナミインコ

さざなみ

サザナミインコの語源となる「さざなみ」とは「水面に出来る小さな波」や「細かに立つ波」のこと。

また、その意味をベースに感情表現として「心が揺れること」といった比喩的な表現に用いられたりするほか

現代でいうところの滋賀県大津市あたりにあった琵琶湖周辺の古地名「近江国」をさしたり

万葉集に「左散難彌(さざなみ)」、古事記に「「佐佐那美路(さざなみぢ)」として記述が登場します。

現代の漢字表記で「さざなみ」は3種類あって、

「細波」「小波」「漣」

のどれもが同じさざなみを意味します。

疾患

繁殖

 

色変品種

サザナミインコ モーブスパングル
モーブスパングル

スパングルオリーブのダブル

サザナミひなひな

サザナミインコ