梅とボウシインコ キソデアオボウシインコ

不意に現れて良いポジショニングをしてくれたキソデアオボウシインコ、しんちゃん。

今にして思うと10年前の当時で30歳という話でしたから、ワイルド船便だったんでしょうか。

 

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アオボウシインコ図鑑 Turquoise-fronted Amazon,Amazona aestiva

南米アマゾンの代表種、アオボウシインコ&キソデアオボウシインコ

Psittacoidea Psittaculidae Amazona aestiva
属名:Amazona ボウシインコ属
学名:Amazona aestiva
英名:Turquoise-fronted Amazon , Turquoise-fronted Parrot
別称:Blue-fronted amazon , Blue-fronted Parrot
和名:アオボウシインコ
Size:35-40cm 350-450-600g(アオボウシ≦キソデアオボウシ)
CITES Appendices II
RED-List
原産:南米|ブラジル,ボリビア,パラグアイ,アルゼンチン北部 
亜種 Subspecies
Amazona aestiva
A. a. aestiva
和名:アオボウシインコ(基亜種)
原産:ブラジル東部

A. a. xanthopteryx
和名:キソデアオボウシインコ
俗称:アサギボウシインコ(浅葱)
英名:-
通称:Yellow wing Amazon
原産:ブラジル,ボリビア,パラグアイ,アルゼンチン北部

南米アマゾンを代表するインコともいえるAmazon Parrotことボウシインコ属。

そのボウシインコ属の中でも代表格と言える「アオボウシインコ」と「キソデアオボウシインコ」。

額の色が青いことからアオボウシインコと名付けられました。

標準英名はTurquoise-fronted Amazonですが、日本ではBlue-fronted Amazonと表記されている方が多いかもしれません。

お喋り能力が高く、キエリボウシインコやオオキボウシインコに次ぐレベルで、キビタイボウシインコやパナマボウシインコと同クラスとも言われます。

陽気でよく喋って人馴れしやすく、世界中で大人気の中大型インコです。

ペットバードとしての優秀さの代償として1981年から40万羽以上が野生から捕獲輸出されてきました。

ただ、保護活動もあるとはいえIUCNのRED-Listでは絶滅低危険種LCから変動したことのない普通種です。

現在も世界でもっとも流通している人気のボウシインコです。

基亜種アオボウシインコのペア

アオボウシインコには基亜種のアオボウシインコと亜種のキソデアオボウシインコの2亜種がいます。

基亜種の「アオボウシインコ Amazona aestiva aestiva」は東部ブラジルに生息し、俗称でブラジリアンとも呼ばれるます。

体格は小柄で、翼の肩袖は赤色のみ、腹は緑色、嘴は黒色です。

この基亜種のアオボウシインコがかつての定番でしたが、今の日本で流通する事は殆どありません。

いま一般的にアオボウシインコとして流通している大半は大型亜種の「キソデアオボウシインコ Amazona aestiva xanthopteryx」です。

※キソデボウシインコAmazona amazonicaとはまったくの別種です。

アオボウシインコの亜種「キソデアオボウシインコ」

亜種キソデアオボウシインコの体格は基亜種より一回りから二回り大柄です。

肩袖に黄色い羽があり、個体によっては腹も黄色で覆われるなど全体的に黄色が強くでます。嘴はこちらも黒色。

不思議なことにキソデアオボウシインコには標準英名が無いのですが、通称でYellow-wing amazonとも呼ばれます。

生息地は基亜種と重複しつつ、ブラジル西部,ボリビア,パラグアイ,アルゼンチンなどブラジル以外にも広く分布しています。

アオボウシインコとキソデアオボウシインコの原産生息域

↑で2種の違いは顔の色だと思われるかもしれませんが、アオボウシインコと似た顔をしたキソデアオボウシインコは珍しくなく、顔での判断は難しいです。

特にキビタイボウシインコやアオボウシインコは亜種と基亜種の区別はもちろんのこと、種名の判断すら悩ましいものも多く、それなりに見慣れるまで混乱する事は多いでしょう。私もそうですがー

アオボウシインコの翼内側

さらに、アオボウシインコとキソデアオボウシインコの色の出方はランダム要素がとても高く、目が肥えていないと別種に感じるような個体差も多く存在します。

アオボウシインコとキソデアオボウシインコは飼育下の繁殖ではもちろんのこと、野生下においても生息域は被っている地帯での交雑は珍しくありません。

そのあたりは厳密には外見での正確な判断は出来ないのかもしれません。

アオボウシの目

さらに、その広大な生息域の中には地域差による色の違いもあります。

パラグアイには体格が小さくて頭の黄色が少ない「パラグアイブルー」と呼ばれるもの。

アルゼンチン北部チャコ州には、頭が黄色で覆われて大型の「チャコブルー」と呼ばれるもの。

他にも、アルゼンチン北西部には肩袖は緑色のみで頭部には黄色がまったく無いものや、頭部に青色が全く無かったり、頭が黄色で覆われてオオキボウシインコのようだったり、アオボウシインコには様々な色タイプがいます。

キソデアオボウシインコ

色変わりではBIIのシナモンやブルーのほか、2004年にはレッド(chocolate raspberry)という突然変異が出ています。

小型インコと違って色変わりを容易に作れるものではありませんが、世の中には人工的な品種改良(色変わり品種)を好む層は多く、アオボウシインコにもいずれ固定化された色変わりは出てくるのでしょう。

アオボウシインコは「アサギボウシインコ」という名で展示や販売されていることもあります。

小鳥商がキソデアオボウシインコに名付けた俗称で、新選組の浅葱色(アサギ色)が由来です。

ブラジルから輸出規制されたアオボウシインコに替わって輸入されるようになったキソデアオボウシインコとの区別としてでしょうが、高位のブランドイメージを付加したかったのかもしれませんね。

ブラックライトでインコ

写真を撮る者であれば誰でも思っているような事でしょうが、アオボウシインコはプリントや印刷媒体で色を出すのに難しい被写体です。

アオボウシインコに限らず、特に額が黄色や白色のインコは皆そうなのですが、すぐに白飛びしてしまいます。

ブラックライトをあてると額や袖の反射率はとても高く、四原色の色覚で紫外線の見えるインコたちの目にはこれによって性別を見極めているとも言われます。

羽色が構造色であればここまで差が出るのも疑問ですが、このあたりの研究をされている方もおられるようです。

まだ若い色のキソデアオボウシインコ

延々と長くなるので一旦このへんで…

ボウシインコ4#アオボウシインコ #キガシラムジボウシインコ #コフキメジロムジボウシインコ

左からアオボウシインコ→キガシラムジボウシインコ→コフキメジロムジボウシインコ→キガシラムジボウシインコ(・Θ・)

亜種が統合された現在の分類だとアオボウシ以外の3羽は皆ムジボウシインコ(・Θ・)

■アオボウシインコ
Turquoise-fronted amazon Amazona aestiva

■キガシラムジボウシインコ(現分類:ムジボウシインコ)
Southern mealy amazon Amazona farinosa

■コフキメジロムジボウシインコ(現分類:ムジボウシインコ)
Plain-coloured Amazon Amazona farinosa inornata